バングラデシュ&インドでの浮世絵レクチャー

さて、今回バングラデシュを訪れたもう一つの目的。

それは、現地にある大学で日本語や日本文化を学んでいる学生さんたちに向けたレクチャーを行うことでした。バングラデシュでは文化交流サポーターの一環として在日本バングラデシュ大使館様からのお誘い。
今回は、私が江戸文化検定2級を持っていると言うことで江戸時代の浮世絵についてのレクチャーをさせていただきました。

実際現地で講演するまでは、大丈夫かな?みんなちゃんと聞いてくれるかな?ととても不安でした。文化も宗教も違う国の昔話、なんて興味のない子は寝ちゃうだろうな、と。(自分の経験も踏まえてね笑)なるべく勉強っぽくなくしたくて浮世絵を50枚ほど使った資料をまとめてみました。浮世絵とは何か?と江戸時代の庶民の生活を紹介。日本で言うなら「初めての方向け!浮世絵超入門」講座って所でしょうか笑
結果、皆さんとても熱心に聞いてくれて逆にこんなハイライトで大丈夫だったかなぁなんてまた悩んだり。

バングラで訪れたのはダッカ大学とジャハンノゴル大学。どちらも日本語学科がある大学です。

あまり仰々しくならないように!と準備してきた私ですが、始まる前の学部長や先生たちの挨拶が式典くらい長くてきょとん顔のわたし笑 これも文化の違いですね。
バングラデシュでは私が日本語で話し、通訳さんにベンガル語にしていただきました。

興味深かったのはレクチャーの最初、いらないかな?と思いつつ木版多色刷り説明を入れたのですが、これは入れて大正解だったみたい。
私たち日本人は小中学生の図工の時間に一度は木版画をやったことがありますよね。一度経験したものって応用編でも言葉で説明されればなんとなく概要が掴めてしまうと思うんです。
レクチャー前に先生方に
「バングラデシュで版画に触れる機会はありますか?」
と聞いたところ
「布にスタンププリントをすることはある。」
とのこと。
うーん、全然別物かも…と言うわけで下絵〜摺りまでの説明はマストでした。

実際レクチャーを行ってみると、いくら詳細な説明をしてもしすぎることはないんだなぁと実感。こんなに言うとくどいかな?と思って端折ってしまった箇所について質問がきたり、自分では当たり前と思っていることも異国の人々にとってはちっとも当たり前じゃないことが沢山ありました。
「なぜ、未だに歌舞伎は女の人が演じるのは禁止なのですか?」と聞かれた時は言葉に詰まりました。女歌舞伎が禁止された経緯は説明できても今でも歌舞伎座で男性が女性を演じる理由を説明するのは難しい。伝統、としか言えなくて反省。
人に何かを教えることで自分の勉強にも繋がるのだなと知りました。

ダッカ大学の生徒さんたちと
ジャハンノゴル大学の生徒さんたちと

 

そしてバングラデシュでの二日間の講演を終えてインドにびゅーん。(このフライトがまた大変だったんだ!今度書こう。)バングラデシュってどこ?ってよく聞かれますが、インドの隣ですよ!笑

インドでもデリー大学とネルー大学、2つの学校でレクチャーをさせていただきました。
こちらは国際交流基金様からのお誘いです。
やはりインドの方が幾分日本文化の情報を得やすいようで詳しい生徒さんが多かった。ちょうど歴史の授業で江戸時代をやってるところなのよ〜と先生が仰っていて勝手に嬉しくなったり。院生も多く、日本語オンリーでのレクチャーでも皆さん熱心に聞いてくれました。日本人の留学生の方に奈良井宿を当てられた時はびっくり。質問もたくさん出て楽しかったな。

ネルー大学の皆さんと

 

 

デリー大学の皆さんと

初めて人前で授業をさせていただけて、とても貴重で有意義な時間になりました。今回お招きいただいた在バングラデシュ日本国大使館様、国際交流基金様には感謝でいっぱいです。また、同じような機会があると信じて、日々精進していきたいと思います。

1件のコメント

  1. 超〜が付くくらい貴重な体験をしましたね。
    海外で日本のことを説明する難しさは私も海外駐在員の時に感じました。これを機会に沢山のお仕事が来れば良いですね。

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